HOME >> ブログ >> 第2回:グローバル人材育成について(1)

第2回:グローバル人材育成について(1)

先週のブログでお知らせしたとおり、今週からはいよいよ「グローバル人材の育成」について話を進めてゆきます。

最初に「グローバルで活躍できる人材の育成」というテーマを2つのテーマに分ける必要があります。

●グローバルで活躍できるスキルを持った人材
●そういった人たちを育成できるDNAを持った組織

この2つのテーマはどちらも重要なのですが、日本のグローバライゼーションが進まない大きな理由は「組織のDNAの作り方」にあると思っています。

私は、約20年ほど前に、日本能率協会が出版している「人材育成」という雑誌の編集長から依頼を受けて、「P&Gの内なる国際化」という記事を投稿したことがあります。 その当時、多くの日本企業が企業のスポンサーシップにより、海外の有名大学の大学院でMBAなどの資格取得を促進していました。 一時は海外のMBAスクールが日本からの企業派遣の人材は取らないという声明を出したほど、海外でのMBA取得がブームになった時がありました。なぜ、そんなことが起こったのでしょうか?

答えは簡単です。企業は英語を身に付けた人が組織内にいることで「グローバライゼーション(当時は国際化と呼ばれていた)」が進むという幻想を抱いていたからです。しかしながらそういった人材は必ずしもグローバル人材に育ったわけではなく、また社内で「内なる国際化」が進んだわけでもなかったようです。

一方で多くのMBA卒業生が新たな活躍の場を求めて自分の所属していたスポンサー企業を去り、グローバライゼーションに欠かせない貴重なRole Modelになりえなかったことも多かったようです。

残念です!!