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第10回:D.I.Jager氏について(5)

ヤーガー社長は徹底した英語の研修を日本人に行いました。アメリカにある異文化研究所と契約をして、4ヵ月の間、単なる英語教育だけではなく、基本的なビジネススキルを英語で教え込んだのです。4ヵ月の研修を終えた社員は日本に戻ってきてからは英語で仕事をこなし、ディスカッションをリードし、英語で反論するなど、英語を使ってビジネスを運営することができるようになって戻ってきていたのです。

最近「グローバライゼーション」という言葉が流行語のように扱われていますが、その一方で社員に対して徹底した英語力に対する投資をしている会社をあまり聞いた事がありません。いまだに、週1~2回の英語会話教室をダラダラと続けている会社が多いのではないでしょうか?「英語は必要な人だけできれば良い」という考えかたが主流であるように思います。しかしながら個人的には日本の企業はもっと英語に投資をすべきではないかと思いますし、そうしないと組織力としての英語文化が育たないと思います。

幸いなことにP&Gではオランダ人社長の英語に対する投資のおかげで、会社全体のカルチャーとして英語が定着し、今では新入社員の多くの人が英語を使える状態で入社してきます。したがって英語教育も以前とは違った内容になっているようですが、今から20年ほど前にP&Gではすでに「内なる国際化」を目指していたのです。このことは1989年に私自身が「内なる国際化」というテーマで日本能率協会の「人材教育」という雑誌に投稿していますので、もしご興味のある方は読んでみてください。