HOME >> ブログ  >>第13回:グローバル人材の育成について(1)

第13回:グローバル人材の育成について(1)

最近、日本CHO協会でおこなわれたグローバルHRセミナーで大阪商業大学の古沢昌之教授の資料に、中国における外資系企業で中国人が入社したくない企業として「日系企業」があげられています。歴史的な感情を別にしても何故このような評価・あるいはイメージをもたれるのでしょうか?

これまでオランダ人の社長に関するエピソードを書いてきましたが、彼が日本でおこなってきたことと、グローバライゼーションをいかにおこない、グローバル人材をどの様に育成するのかということについては大きな関連性があります。P&Gは米国に本社がある外資系企業ですが、日本の企業がグローバル展開をおこない、優秀なグローバル人材を育成するには、彼が持っていた理念や、実際におこなったような行動を日本の企業流にアレンジして実行すれば「日本発のグローバル化」ができるのではないでしょうか?

日本の企業がグローバル化を実践してゆくためには次の6つのステップがあると思っています。

1.企業にとっては、グローバル化が必要で不可避なプロセスであることを理解し、多様性(国籍・人種の違い、性の違い、習慣の違い、等)がビジネスの発展に大きく貢献するという明確な判断
2.国の違いや人種の違いなどをこえて、社員同士が共通の価値観や行動の原則を持ってお互いを尊敬できるような、その会社独自の価値観や理念を明確にし、行動のレベルまで落とし込む
3.海外で一般的なビジネスプラクティスに精通し、考え方を導入する。具体的には「パフォーマンスマネジメント」「タレントマネジメント」「ビジネスプロポーザルの方法」「ダイバーシティ」「プレゼンテーション」等々
4.年齢や地位に関係なく意思決定に参加できるようデリゲーションの考えを徹底する。
5.同時に国内外を問わず優秀な社員を育てるキャリアパスをつくり社員の現地化をおこなう
6.社員の Role Modelを育成し企業理念や行動を模範的に示し、企業文化の育成につなげてゆく

来週からはそれぞれのステップをオランダ人社長の行動と照らし合わせながらもう少し詳しく考えてみたいと思います。