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第14回:グローバル人材の育成について(2)

先週、日本発のグローバル企業になるためには、6つのステップがある事を紹介いたしました。

まず第1のステップとして、
「企業にとっては、グローバル化が必要で不可避なプロセスであることを理解し、多様性(国籍・人種の違い、性の違い、習慣の違い、等)がビジネスの発展に大きく貢献するという明確な判断」ということにもう少し詳しく言及してみましょう。

つまり、必然性と多様性という当たり前の事が十分に理解されて、実行されているか?ということです。必然性ということについては、海外の売り上げをもっている企業かどうかということではなく、今の日本の企業はグローバルな経営活動から決して切り離されているわけではなく、原材料やテクノロジー/エンジニアリング等を海外に頼っているような場合、全ての経営活動はグローバルな視点を持たなくてはいけないということと関連しています。常に海外のサプライヤーの動きに注意し、自社の立場を優位にできるように交渉したり対応できるグローバルマインドを持った、グローバル人材が必要なのです。

P&Gのオランダ人社長の場合は、彼自身がオランダ出身であり、P&G米国本社から任命された人ではなかったため、彼自身がグローバルとの関連性が日本のビジネスを成長させるのに大変重要であることを十分に理解していました。例えば原材料調達の戦略としてのグローバル化は早くから進んでいましたし、日本にはない米国のテクノロジーをどうやって日本の市場の製品化に活かすのか、そのためには米国からどの人材を日本に異動させれば効果的であるのか?といったことを考えてグローバルのリソースを非常に上手く利用していました。

P&Gジャパンというのはもちろん米国P&Gの子会社ですからいずれはグローバル化が必要だという認識はもてたのでしょう。「外資の仮面をかぶった純伝統的な日本企業」が多い中、このオランダ人社長のおかげで日本におけるP&Gのグローバル化は一挙に加速されました。

グローバル化への必然性とは売り上げが海外である無いに係わらず、グローバルマインドを持った経営陣(人)が、「グローバルとのかかわりを推測し、人、物、金というリソースを上手く使うことによって更なるビジネスの機会点を見出し、それに向かって人と組織を具体的にリードしてゆくプロセス」ではないでしょうか?

来週は多様性について話を進めましょう。